「提案活動を担う人材を、無償でご提供します」。当社のサイトを見て、あるいは交流会で私の話を聞いて、まず「何か裏があるのでは」と思った方もいるはずです。人件費0円で、成果報酬も0円。それでどうやって会社が成り立つのか。
その疑い方は正しいと、私は思います。無料をうたうサービスには、どこかでお金が発生する仕組みが必ずあります。問題は、それが最初から説明されているかどうかです。
結論から書きます。当社が提案活動で費用をいただかないのは、当社の収益が、受注したあとにプロジェクトマネジメント(PM)をご依頼いただいたときに初めて生まれる仕組みだからです。受注できなければ、当社にも収益はありません。この記事では、まず当社の費用の考え方を説明し、そのうえで、当社に限らず無料の提案支援・営業代行を頼む前に確かめておきたい5つの質問をまとめます。
無料の提案支援・営業代行が「怪しい」と感じる4つの理由
無料のサービスを前にして感じる「怪しい」の中身を分けると、たいてい次の4つのどれかです。
「無料」の裏で心配になること
- ①あとから請求される——無料なのは最初だけで、途中から別の名目で費用がかかる
- ②別の契約に誘導される——無料の支援は入口で、本当の狙いは高額な契約や別の商品
- ③情報を持っていかれる——顧客や案件の情報が、相手の会社のために使われる
- ④質が低い——「無料だから」で、手を抜かれても文句が言えない
どれも、もっともな心配です。そして、4つとも「無料かどうか」では見分けられません。見分けるために確かめるべきなのは、お金がどこで、いつ、何に対して発生するのかが、契約の前に説明されているかどうかです。説明できない会社は避けたほうがいいですし、説明できる会社なら、その仕組みに納得できるかどうかで判断できます。
ですから、当社の仕組みもここで先に説明します。
提案支援を無料で提供できる理由:収益は受注後のPMで初めて生まれる
当社の費用の考え方は、次のとおりです。
費用が発生するタイミング
- 提案活動(ヒアリング・課題整理・提案書作成・プレゼン・クロージング)——0円。人件費も成果報酬もいただきません
- 受注に至らなかった場合——0円。費用は一切発生しません
- 受注後、PMをご依頼いただく場合——ここで初めて費用が発生します。PMのご依頼は任意で、ご依頼いただかなければ費用は発生しません
つまり当社にとって、提案活動はPMにつながる入口です。ただし、先ほどの②と違うのは、そのことを最初にお伝えしていること、そしてPMを依頼するかどうかを決めるのは貴社だということです。受注だけして、PMは自社で進める。その選択をされた場合に収益がないことも、当社が引き受けているリスクです。この形をとっている理由は2つあります。
理由1 提案した人がそのままPMを担うのが、一番うまく進むから
受注した案件で、顧客の課題や前提条件を一番よく知っているのは、ヒアリングをして提案書を書いた人です。提案した人と、受注後にプロジェクトを進める人が別だと、聞いた話の引き継ぎで何かが落ちやすくなります。提案から一貫して関わった人がPMを担えば、「提案のときに聞いた話と違う」という行き違いが起きにくくなります。PMをご依頼いただければ、受注後に社長がPMとして現場に張りつかずに済む、ということでもあります。
理由2 受注できなければ、当社にも収益がないから
受注できなければ、貴社の時間も当社の時間も報われません。私は提案人材と組むときにも、受注できなければお互いにただ働きになる、とはっきり伝えています。提案活動に料金をいただかないのは、一件一件、受注につながる提案に本気で取り組む仕組みを、自分たちに課すためでもあります。
裏を返せば、提案活動で費用をいただかなくても事業として続けられるのは、決裁者への提案で高い受注率を維持できているからです。受注率が低ければ、この仕組みはすぐに成り立たなくなります。実際にどんな案件の受注を支援してきたかは、金額の規模も含めて受注を支援した実績に載せています。
無償でも質を落とさないための仕組み
先ほどの④、「無償だから質が低いのでは」という心配への答えは、人材の育て方と評価の仕方にあります。提案を担う人材は当社の提案力向上スクールで育成し、代表である私が伴走します。詳しくは提案力を高める3つの視点——決裁者に刺さる提案は何が違うのかに書きました。
そしてもう一つ、この事業には、お金とは別の理由もあります。業務過多で疲弊している社長が、社長にしかできない仕事に時間を使えるように。エンジニアが、自分の力で案件を取ってくる誇りを持てるように。この想いについては代表の想い・経営理念のページに書いています。
営業代行・提案支援の料金比較:月額固定型・成果報酬型と当社の違い
提案や営業を外部に頼む方法はいくつかあります。中身を比べる前に、まず「いつ、何に対してお金が発生するか」で並べると、違いが見えやすくなります。
| 料金の形 | 費用が発生するとき | 受注できなかったとき |
|---|---|---|
| 月額固定型 | 契約期間中は毎月 | 費用は発生している |
| 成果報酬型 | 決められた「成果」が出たとき(アポイント1件、受注1件など) | 成果の決め方しだい |
| 当社 | 受注後、PMをご依頼いただく場合のみ | 発生しない |
どの形が良い・悪いという話ではありません。月額固定型には、成果に関係なく決まった量の活動をしてもらえる良さがあります。提案書の作成だけを1件いくらで頼む、単価型のサービスもあります。成果報酬型は、何を「成果」と呼ぶのかを契約の前に必ず確かめてください。アポイントの獲得が成果なら、受注しなくても費用は発生します。同じ「成果報酬」でも、成果の決め方で中身はまったく変わります。
当社の形では、受注できなかったときに貴社が負うお金のリスクはありません。ご相談のあと、まず支援する案件、進め方、貴社との役割分担をすり合わせてから、提案活動に入ります。
無料の提案支援・営業代行を頼む前に確かめる5つの質問
当社に限らず、無料、あるいは成果報酬の提案支援・営業代行を頼むときは、契約の前に次の5つを聞いてみてください。答えが曖昧なら、そこが「怪しい」の正体です。
契約前に確かめる5つの質問と、当社の答え
どの会社に頼む場合でも使えます。当社にも、ご相談の際に遠慮なく聞いてください。
質問1 費用は、いつ、何に対して発生しますか。無料なのはどこまでですか
当社の場合:ヒアリングからクロージングまでの提案活動は無料です。費用が発生するのは、受注後にPMをご依頼いただく場合だけです。
質問2 受注できなかったとき、請求されるものはありますか
当社の場合:ありません。受注に至らなかった場合、費用は一切発生しません。
質問3 実際に提案するのは誰ですか。質はどう担保していますか
当社の場合:当社の提案力向上スクールで育成した提案人材が担当し、代表が伴走します。人材の実力は段階的に評価し、案件に合わせてアサインします。
質問4 受注したあと、続きを頼まなかったらどうなりますか
当社の場合:費用は発生しません。受注後のPMのご依頼は任意です。
質問5 受注したあと、どこまで関わってもらえて、どこから費用がかかりますか
当社の場合:ご希望に応じて、提案から関わった人材に、受注した案件のPMをご依頼いただけます。費用が発生するのはこの段階からです。
5つのうち、特に大事なのは質問1と質問2です。「費用はいつ発生するのか」と「受注できなかったらどうなるのか」に、その場ではっきり答えられるかどうか。ここが曖昧なまま始めると、あとで「そんなつもりではなかった」が起きます。あわせて、先ほどの③の心配については、秘密保持をどう取り決めるか、作った提案書や資料をどう扱うかを、どの会社に頼む場合も書面で確認しておくと安心です。
まとめ:「なぜ無料なのか」に答えられるかで判断する
無料の提案支援・営業代行を「怪しい」と感じるのは、自然なことです。大事なのは、無料かどうかではなく、お金がどこで発生するのかが説明されているかどうか。当社の場合、その答えは「受注後にPMをご依頼いただいたとき」です。
この仕組みが特に合うのは、営業も提案も社長が一人で担っていて、受注するとPMで手が離せなくなり、次の案件が途切れてしまう会社です。その悪循環の構造は営業も提案も社長一人——案件が途切れる悪循環を断ち切るにはで詳しく書きました。
合同会社EITMは神奈川県川崎市の会社で、代表の私は大手IT企業でシステム開発・コンサルティングの実務に15年携わってきました。所在地や連絡先は会社概要に載せています。「それでも、まだ何か引っかかる」という方は、その引っかかりをそのままメールで聞いてください。
よくある質問
途中から別の名目で費用を請求されたり、別の契約に誘導されたりしませんか
提案活動(ヒアリング・課題整理・提案書作成・プレゼン・クロージング)で費用をいただくことはありません。費用が発生するのは、受注に至ったあと、プロジェクトマネジメントをご依頼いただく場合のみで、そのご依頼も任意です。
受注できなかった場合、費用はかかりますか
かかりません。受注に至らなかった場合、費用は一切発生しません。当社の収益は受注後のPMで初めて生まれるため、受注できなければ当社にも収益はありません。
受注したら、PMを必ず依頼しなければいけませんか
PMのご依頼は任意で、ご依頼いただかなければ費用は発生しません。ご希望に応じて、提案から関わった人材に、受注した案件のプロジェクトマネジメントをご依頼いただけます。提案のときに聞いた話をそのまま引き継げるため、受注後の行き違いが起きにくくなります。
提案はどんな人が担当しますか
当社の提案力向上スクールで体系的に育成した提案人材が担当し、代表が伴走します。人材の実力は段階的に評価し、案件の難易度や業界に合わせてアサインします。
無料の営業代行や提案書作成代行とは、何が違いますか
大きな違いは、費用が発生するタイミングです。月額固定型は契約期間中毎月、成果報酬型は決められた成果(アポイントや受注など)が出たときに費用が発生します。当社は、受注したあとにPMをご依頼いただく場合にのみ費用が発生し、受注できなかった場合は費用がかかりません。